誰しも名前だけはよく耳にするハイターですが、このハイターという商品、どんなものかを正確に答えられる人はあまりいないかもしれませんが、実は、いま、このハイターが新型コロナウイルス対策の消毒・除菌としてけっこう注目されているのです。
花王のHPには、「ハイターは、こすっても落とせない汚れや菌まで強力に漂白・除菌。衛生的なくらしを応援するブランドです。」と紹介されているように、ハイターは、花王株式会社が製造・販売する液体塩素系漂白剤の商品名であり、同時に、花王の販売している全ての衣類・台所用の漂白剤とパイプ用洗浄剤、塩素系のトイレ用洗浄剤・カビ取り剤のブランド名の総称としても使用されています。(1962年8月に発売された花王ブリーチが、この製品の前身)
ハイターの成分ですが、塩素系の次亜塩素酸ナトリウムが主成分。ほかにアルカリ剤として水酸化ナトリウム。液性はアルカリ性。酸性の洗剤と混ぜると塩素ガスが猛烈に発生してくるので危険なので、ラベルには「混ぜるな危険」の表示されています。
※アルカリ剤は容器中で次亜塩素酸ナトリウムの分解を防ぐため。
※強アルカリ性なので、必ずゴム手袋をして使う必要あり。
また、市販されている家庭用塩素系漂白剤(ハイター、ブリーチなど)の濃度は、約5%です。 ・家庭用塩素系漂白剤のキャップの容量は通常20ml~25mlです。
ところで、
新型コロナウイルス感染症について:家庭内で注意することとして、厚労省のHPには共有部分の消毒について、以下のように記載されています。
手で触れる共有部分を消毒しまょう 手で触れる共有部分を消毒しまょう
●共用部分 (ドア の取っ 手、ノブ 、ベッド 柵など)は 柵など)は、
薄めた市販 の家庭用塩素系漂白剤で拭いた後、水拭きしまょう。
・物に付着 したウイルスはばらく 生存します。
・家庭用塩素系漂白剤は、主成分が次亜塩素酸ナトリウムであることを確認し使量の目安に従って薄め使ください(目安となる濃度は 0.05%です(製品の濃度が 6% の場合、水 3L に液を 25mlです。))
ハイターは主成分が次亜塩素酸ナトリウムということで注目されているのです。
花王ハイター 製品一覧
●衣料用漂白剤
黄ばみ・黒ずみをとり、まっ白に仕上げる塩素系の白無地衣料専用漂白剤。除菌もできます。
●色柄物、一部のせんいには使えません。
●白無地衣料でも使えないものがありますので、表示を確かめてからお使いください。
●内容量に応じて(600ml、1500ml、2500ml)3種類の製品があります。
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●ハイドロハイター:還元系の白物専用漂白剤
鉄分や赤土の汚れに効果的な、粉末タイプの還元系漂白剤。白物衣料専用。白物ならすべてのせんいに使えます。
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●台所用漂白剤
キッチンハイターキッチンハイター(3)
つけおきしてまるごと除菌・漂白・消臭
除菌
キッチン泡ハイターキッチン泡ハイター(2)
すばやく除菌・漂白・消臭
除菌
●台所のそうじ用品
キッチンハイター 除菌ヌメリとりキッチンハイター 除菌ヌメリとり(3)
置くだけでヌメリ・ニオイをスッキリ
除菌
●住居用洗剤
パイプハイター 高粘度ジェルパイプハイター 高粘度ジェル(1)
高粘度ジェルがパイプ臭を解決!
除菌
洗たく槽ハイター洗たく槽ハイター(1)
裏側のカビや水アカを強力発泡洗浄
除菌
●お風呂のお手入れ品
強力カビハイター強力カビハイター(4)
泡がとどまって効く!
除菌
強力カビハイター 排水口スッキリ強力カビハイター 排水口スッキリ(1)
カビ・ヌメリ こすらず撃退!
除菌
●トイレのお手入れ品
除菌洗浄トイレハイター除菌洗浄トイレハイター(1)
漂白効果のある塩素系クリーナー
除菌
「ハイター」と「キッチンハイター」の違いは?
ハイターとキッチンハイターは、どちらも次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする塩素系の漂白剤ですが、台所で使うキッチンハイターには洗浄成分がプラスされているので、漂白と同時に軽い汚れまで落とせるのが特徴です。
塩素系漂白剤は、漂白・除菌力が高い反面、使い方を誤ると思わぬ失敗や事故を招くことがありますので、注意表示をよく読んでから使うことが大切です。そのため、衣料用の[ハイター]と台所用の[キッチンハイター]には、それぞれの用途に応じた注意事項が表示されています。
例えば、[ハイター]には、「白のワイシャツを長く漂白液につけると衿や袖が黄色く変色することがある」等の注意表示、[キッチンハイター]には「生ゴミ・食酢・アルコールと混ざらないようにする。有害なガスが発生して危険」等の注意表示があります。
思わぬ失敗や事故を防ぐために、用途に合わせてきちんと使い分け、使用方法や注意事項を確かめてお使いいただくことをおすすめします。
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新型コロナウイルス感染症について:家庭内で注意すること
厚労省のHPには家庭内でご注意いただきたい「8つのポイント」のうち、共有部分の消毒について、以下のように記載されています。
手で触れる共有部分を消毒しまょう 手で触れる共有部分を消毒しまょう
●共用部分 (ドア の取っ 手、ノブ 、ベッド 柵など)は 柵など)は、
薄めた市販 の家庭用塩素系漂白剤で拭いた後、水拭きしまょう。
・物に付着 したウイルスはばらく 生存します。
・家庭用塩素系漂白剤は、主成分が次亜塩素酸ナトリウムであることを確認し使量の目安に従って薄め使ください(目安となる濃度は 0.05%です(製品の濃度が 6% の場合、水 3L に液を 25mlです。))
●トイレ や洗面所は、通常の家庭用 洗剤ですぎ、家庭用消 毒剤でこまめに消しょう 。
・タオル 、衣類食器箸・スプーンなどは通常の洗濯や 洗浄でかまいせん。
・感染者の 使用したもを分けて洗う 必要 はありません。
●洗浄前 のもを共用 しない ようにてください。
・特 にタオルは、トイレ洗面所キッチン などでは共用 しない
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