鶯の漢字を拡大して読み方、意味、時期を調べてみた‥
鶯とは‥囀(さえず)りが美しい日本三鳴鳥の1つ
鶯は、「うぐいす」と読みます。「ホーホケキョ」と大きな声で囀る、日本三鳴鳥の1つ。山梨県と福岡県の県鳥です。ちなみに、日本三鳴鳥とは、ウグイス(鶯、鴬)、オオルリ(大瑠璃)、コマドリ(駒鳥)です。鳴き始める季節が早春であることから春告鳥(はるつげどり)の別名があります。
鶯の鳴く時期‥
北海道から九州まで広く分布し、鳴く時期は沖縄や九州では例年2月頃から鳴き声が聞かれ、西日本から東日本では3月、北日本では4月~5月に聞かれます。 秋から冬は、チャッチャッと鳴きますが、春になるとホーホケキョと鳴くようになり、巣作りを始めます。
鶯の漢字を拡大すると‥
漢字の構成を調べるために拡大しました。書き順も調べたいときは、こちらのサイトがおすすめです。「火」、「火」、ワ、「鳥」という構成になっています。比較的に覚えやすい漢字です。鶯を使った熟語としては、老鶯(ロウオウ、春が過ぎても鳴いているウグイスのこと)、籠鶯(ロウオウ)、鶯衣(オウイ)、鶯燕(オウエン)、鶯花(オウカ)、鶯語(オウゴ)、鶯茶(うぐいすちゃ)、鶯笛(うぐいすぶえ)、鶯餅(うぐいすもち)などがあります。
うぐいすを漢字三文字で表現すると‥その他の鳥の名前は‥
実は、鶯の別名は春告鳥(はるつげどり)。このほかに、十姉妹(じゅうしまつ)、不如帰(ほととぎす)、丹頂鶴(たんちょうづる)、尾長鶏(おながどり)などなど‥
2月の季語、鶯を使った俳句
まずは子規の句です。
・井戸端や鶯遊ぶ鍋の蓋 正岡子規 鶯
・人もなし鶯横町春の雨 正岡子規 春の雨
・椎の木に鶯鳴きぬ五月晴 正岡子規 五月晴
・椎の木に鶯鳴くや五月晴 正岡子規 五月晴
・竹藪や鶯の鳴く窓二つ 正岡子規
うぐひすにこの芥子酢は涙かな 其角
「鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥」徳川家康
『故事・俗信 ことわざ大辞典』(尚学図書編集 小学館 1982年)の「総語彙索引」で「ほととぎす〔杜鵑・時鳥〕」を引くと、「鳴くまで待とう時鳥」があり、「鳴かぬなら殺してしまえ時鳥」を織田信長、「鳴かぬなら鳴かせてみしょう時鳥」を豊臣秀吉、「鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥」を徳川家康の句とし、それぞれの武将の特徴である短気、工夫、忍耐を時鳥への対応をもって表現したものであるとしています。
鶯のさえずり
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まとめと関連情報
鶯(うぐいす)は「ホーホケキョ」と大きな声で囀る、日本三鳴鳥の1つ。鳴き始める季節が早春であることから春告鳥(はるつげどり)の別名があります。子規は、鶯の季語でたくさんの句を詠んでいます。
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