神無月は何月‥意味や読み方、由来、異名‥
神無月は何月、読み方は‥
神無月は「かんなづき」と読みます。日本では、旧暦10月を神無月(かんなづき)と呼び、現在でも新暦10月の別名としても使用しています。グレゴリオ暦で年の第5の月に当たり、30日あります。
神無月の由来について
神の月(「無」は「の」を意味する)の意味。全国の神々が出雲大社に集まり、各地の神々が留守になる月という説などもありますが、確かなものではなく、漢字「神無」は当て字としています。
10月(神無月)の異名
10月は神無月の他に、次のような別名(異名)もあります。
かみありづき(神在月)、かみさりづき(神去月)
かみなかりづき(雷無月)、けんがいげつ(建亥月)
こはる(小春)、しぐれづき(時雨月)、じょうとう(上冬)
たいげつ(大月)、はつしもつき(初霜月)
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名物の蚊の長いきや神無月 正岡子規
神無月の季語を使った、子規の一句です。
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名物の蚊の長いきや神無月 正岡子規
女乘る宮の渡しや神無月 正岡子規
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女乘る宮の渡しや神無月 正岡子規
噴煙に月出て旅も神無月 飯田蛇笏
噴煙に月出て旅も神無月 飯田蛇笏
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和風月名(わふうげつめい)‥意味、由来
和風月名(わふうげつめい)とは、旧暦の季節や行事に合わせたもので、現在の季節感とは1~2ヶ月ほどのずれがあります(現在の暦でも使用されることがあります)。和風月名の由来については諸説あるようですが、代表的なものは以下となります(引用:国立国会図書館)。
旧暦の月 | 和風月名 | 由来と解説 |
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1月 | 睦月(むつき) | 正月に親類一同が集まる、睦び(親しくする)の月。 |
2月 | 如月(きさらぎ) | 衣更着(きさらぎ)とも言う。まだ寒さが残っていて、衣を重ね着する(更に着る)月。 |
3月 | 弥生(やよい) | 木草弥生い茂る(きくさいやおいしげる、草木が生い茂る)月。 |
4月 | 卯月(うづき) | 卯の花の月。 |
5月 | 皐月(さつき) | 早月(さつき)とも言う。早苗(さなえ)を植える月。 |
6月 | 水無月 (みなづき、みなつき) |
水の月(「無」は「の」を意味する)で、田に水を引く月の意と言われる。 |
7月 | 文月 (ふみづき、ふづき) |
稲の穂が実る月(穂含月:ほふみづき) |
8月 | 葉月 (はづき、はつき) |
木々の葉落ち月(はおちづき)。 |
9月 | 長月 (ながつき、ながづき) |
夜長月(よながづき)。 |
10月 | 神無月(かんなづき) | 神の月(「無」は「の」を意味する)の意味。全国の神々が出雲大社に集まり、各地の神々が留守になる月という説などもある。 |
11月 | 霜月(しもつき) | 霜の降る月。 |
12月 | 師走(しわす) | 師匠といえども趨走(すうそう、走り回る)する月。 |
まとめと関連情報
神無月について調べてみました。神無月は「かんなづき」と読み、現在でも新暦10月の別名としても使用しています。神無月のほかに、かみありづき(神在月)、かみさりづき(神去月)などたくさんの別名もあります。
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