おもしろくふくらむ風や鯉幟 正岡子規 時期や由来など‥
鯉幟(こいのぼり)とは‥由来
鯉幟(こいのぼり)とは、江戸時代に武家で始まった端午の節句に男児の健やかな成長を願って家庭の庭先に飾る鯉の形に模して作ったのぼりのことで、皐幟(さつきのぼり)、鯉の吹き流しとも呼ばれれています(日本鯉のぼり協会では、屋外に飾るものを「鯉のぼり」、屋内に飾るものを「飾り鯉」というそうです)。
そんな日本の風習である鯉幟(こいのぼり)を季語とした、子規の俳句を‥
おもしろくふくらむ風や鯉幟 正岡子規
もとは旧暦の5月5日までの行事でしたが、現代ではグレゴリオ暦(新暦)5月5日に向けて飾られるようになりました。
平安時代から続く節句の行事とされていますが、もともと武家には端午の結句に向けて玄関に幟(のぼり)や旗指物を飾る風習がありました。端午の節句には厄払いに菖蒲を用いることから、別名「菖蒲の節句」と呼ばれ、武家では菖蒲と「尚武」と結びつけて男児の立身出世・武運長久を祈る年中行事となりました。
鯉のぼりはいつまでに飾るの、時期は‥、年齢は‥
鯉幟(こいのぼり)は、一般的には3月末ころから4月上旬頃に飾られることが多いようですが、いつまでに飾らなければいけないという決まりはありません。天気が良い日を選んで飾ると良いでしょう。
また、鯉幟(こいのぼり)は、一般的には10歳前後(小学生ごろまで)飾って、中学生頃になると飾らなくなってしまう家庭が多いようです。でも、出来るだけ長く飾っていたいし、何歳になっても飾っていきたいものですね‥。せっかくの鯉のぼりですから出来るだけ長く飾って頂きたいですね。
鯉のぼりはいつまでに片付ける‥
鯉幟(こいのぼり)の片付けの時期についても、いつまでにしまわなければならなという決まりはありませんが、端午の節句の後は梅雨の時期になってきますので、その前にしまうと良いでは‥。
鯉幟を季語とした俳句など
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鯉幟夕べたれけり木槿垣 飯田蛇笏
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飯田 蛇笏(いいだ だこつ)
1885年(明治18年)4月26日[1] – 1962年(昭和37年)10月3日
山梨県出身の俳人。本名、飯田武治(いいだ たけはる)。別号に山廬(さんろ)。高浜虚子に師事、山梨の山村で暮らしつつ格調の高い句を作り、村上鬼城などとともに大正時代における「ホトトギス」隆盛期の代表作家として活躍した。
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童謡「こいのぼり」歌詞
5月が近づいてくると、
自然と口をついて歌いたくなる童謡「こいのぼり」。
この童謡「こいのぼり」の歌詞を忘れることはありませんよね。
作詞は近藤宮子(1931年頃)ですが、作曲は不明とか。
「こいのぼり」の歌詞ひらがな
作詞:近藤宮子(1931年頃)
作曲:不明
やねより たかい こいのぼり
おおきい まごいは おとうさん
ちいさい ひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる
まとめと関連情報
鯉幟(こいのぼり)とは、江戸時代に武家で始まった端午の節句に男児の健やかな成長を願って家庭の庭先に飾る鯉の形に模して作ったのぼりのことで、皐幟(さつきのぼり)、鯉の吹き流しとも呼ばれれています。
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