叱られて歌詞ひらがな‥ほんに花見はいつのこと

叱られて歌詞ひらがな‥ほんに花見はいつのこと

「叱られて」は清水かつら作詞の代表作として知られる童謡曲のひとつ。「少女号」1920年(大正9年)4月号に発表、弘田龍太郎作曲。日本の歌100選に選ばれている。「叱られて」は、清水かつらが4歳の時に実母と悲しい別れをし、継母の里に引き取られて(現在の和光市)経験した、実体験に基づく暗い時代のもののようです。

叱られて歌詞ひらがな

清水かつら作詞
弘田龍太郎作曲

しかられて しかられて
あのこはまちまで おつかいに
このこはぼうやを ねんねしな
ゆうべさみしい むらはずれ
こんと きつねが なきゃせぬか

しかられて しかられて
くちにはださねど めになみだ
ふたりのおさとは あのやまを
こえてあなたの はなのむら
ほんにはなみは いつのこと



「あした」も「叱られて」も、弘田龍太郎の作曲ですが、弘田龍太郎はこういう曲を作らせたら天下一品だとか‥。

清水かつらには、「靴がなる」(大正8年)、「緑のそよ風」(昭和21年)、「雀の学校」(大正10年)と、とびきり明るい詞のものがある一方で、「叱られて」(大正9年)や、「あした」(大正9年)のように、何とも判断しようもない暗い歌があります。清水かつらの歌詞の背景には当時の状況も影響しているとか‥

清水かつらの有名な童謡曲・代表作

童謡詩人として知られる清水 かつら(1898年- 1951年)の代表作について知らべてみました。

作品名 内容
靴が鳴る 1919年(大正8年)9月11日作曲。「少女号」同年11月号に発表、弘田龍太郎作曲)
叱られて 「少女号」1920年(大正9年)4月号に発表、弘田龍太郎作曲
あした 「少女号」1920年(大正9年)6月号に発表、弘田龍太郎作曲
雀の学校 1921年(大正10年)12月7日作曲、「少女号」1922年(大正11年)2月号に発表、弘田龍太郎作曲
みどりのそよ風 1948年(昭和23年)、草川信作曲。新時代を象徴するような明るい曲で、現在も人気が高い。

みどりのそよ風(清水 かつら作詞)山田姉妹(双子ソブラノデュオ)

2021年11月23日(火曜日)に和光市民文化センター・サンアゼリアで開催した彩の国さいたま童謡コンサート2021。この日は双子ソプラノデュオの山田姉妹とうずら&みどりのそよ風児童合唱団(同市)、埼玉県警察音楽隊が出演。子ども連れなど多くのお客様が来場しました。

4曲目(5:09から)「みどりのそよ風」です。


山田姉妹が歌ってくれたのは、
0:04「やさしさに包まれたなら」
3:25「靴が鳴る」
4:31「おつかいありさん」
5:09「みどりのそよ風」
6:05「故郷」
8:16「私のお父さん」
10:19「トルコ行進曲」


清水 かつら(1898年(明治31年)7月1日 – 1951年(昭和26年)7月4日)

童謡詩人として知られる。本名は清水桂。東京深川生まれ。4歳で生母と父は離縁し、12歳で継母を迎え、本郷区本郷元町に住み、父と継母に育てられた。

京華商業学校(現在の京華商業高等学校)予科修了後、青年会館英語学校に進学し、1916年(大正5年)合資会社中西屋書店(書籍・文具店、東京市神田区表神田2番、後に丸善が吸収)出版部へ入社した。

中西屋書店は少年・少女向けの雑誌を刊行するため「小学新報社」を創設し、かつらは、少女雑誌「少女号」(1916年(大正5年)創刊)や「幼女号」「小学画報」を編集した。編集者には、鹿島鳴秋(「浜千鳥」「金魚のひるね」作詞者)や山手樹一郎がいた。

編集の傍ら童謡の作詞を始め、関東大震災で継母の実家に近い埼玉県白子村・新倉村(現・和光市)に移り、ここで生涯を送った。

叱られて歌詞

叱られて 叱られて
あの子は町まで お使いに
この子は坊やを ねんねしな
夕べさみしい 村はずれ
こんと きつねが なきゃせぬか

叱られて 叱られて
口には出さねど 眼になみだ
二人のお里は あの山を
越えてあなた(彼方)の 花の村
ほんに花見は いつのこと

 

まとめと関連情報

「叱られて」は清水かつら作詞の代表作として知られる童謡曲のひとつ。「少女号」1920年(大正9年)4月号に発表、弘田龍太郎作曲。日本の歌100選に選ばれている。「叱られて」は、清水かつらが4歳の時に実母と悲しい別れをし、継母の里に引き取られて(現在の和光市)経験した、実体験に基づく暗い時代のもののようです。


叱られて歌詞ひらがな‥ほんに花見はいつのこと
清水かつらの有名な童謡曲・代表作
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