寂しさはその色としもなかりけり‥寂蓮

寂しさはその色としもなかりけり‥寂蓮 「新古今和歌集」秋上に並んでいる、第五句が「秋の夕暮」である三首の和歌を三夕(さんせき)の和歌と呼びます。三首とは、寂蓮の「さびしさは其の色としもなかりけりまき立つ山の秋の夕暮」、西行の「心なき身にも...

見渡せば花も紅葉もなかりけり‥藤原定家

見渡せば花も紅葉もなかりけり‥藤原定家 三夕の和歌と呼ばれるものがあります。新古今集所収の「秋の夕暮れ」を結びとした3首の名歌を指します。その中で、一番のお気に入りが、藤原定家(ふじわらのていか)の一首です。 ‥ 見渡せば花も紅葉もな...