かたくりの花咲く雪のきのふ消え 山口青邨‥意味や花言葉
春先に独特で見栄えする紅紫の花を咲かせるカタクリ(片栗)の花。俳句では春の季語となります。
そんなカタクリ(片栗)を使った山口青邨の句を紹介します。
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かたくりの花咲く雪のきのふ消え 山口青邨
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カタクリ(片栗)とは
カタクリ(片栗)は、ユリ科カタクリ属に属する多年草。別名で、カタコともよばれ、古語では「堅香子(かたかご)」と呼ばれていた。カタクリは古く「かたかご(籠を傾けたように咲くことなど語源には諸説あり)」と呼ばれ、それが転じて「かたくり」になったことが由来ともいわれています。
山地の林内に群生し、1 – 2枚つく葉にはまだら模様がある。春先に独特で見栄えする紅紫の花を咲かせたあと、地上部は枯れる。種子で繁殖するが、発芽から開花まで8 – 9年ほどかかる。かつて、球根から片栗粉が作られていた。
かたくり(片栗)の基本情報
学名:Erythronium japonicum Decne
和名:堅香子(かたかご)
科・属:ユリ科カタクリ属
原産:日本、朝鮮半島
別名:カタコ
かたくり(片栗)の花言葉
かたくり(片栗)の花言葉は「初恋」、「寂しさに耐える」です。カタクリは1月28日、3月24日の誕生花です。
かたくり(片栗)からデンプン採取
地下の鱗茎を日干ししたものからは、40 – 50%の良質なデンプンが採取できる。調理に用いられる片栗粉は、もともとカタクリの鱗茎から抽出したデンプンのことを言っていたものである。精製量がごく僅かであるため、片栗粉にはジャガイモやサツマイモから抽出したデンプン粉が用いられています。
まとめと関連情報
春先に独特で見栄えする紅紫の花を咲かせるカタクリ(片栗)の花。俳句では春の季語となります。
そんなカタクリ(片栗)を使った山口青邨の句を紹介しました。
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