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楪の赤き筋こそにじみたれ 高浜虚子‥意味や花言葉

楪の赤き筋こそにじみたれ 高浜虚子‥意味や花言葉

新しい葉が出てから古い葉が落ちるので、親から子に譲るの意にとって、新年などの祝い事の飾り物となっている、ゆづり葉(楪・交譲木・譲葉・杠)。1月6日の誕生花でもあるゆづり葉(楪)は、俳句では春の季語。そんなゆづり葉(楪)を使った俳句を紹介します。

楪の赤き筋こそにじみたれ 高浜虚子

ゆづり葉や歯朶や都は山くさし 子規

※歯朶(しだ):ウラジロ科の常緑多年草,園芸植物,薬用植物。ウラジロの別称

高浜 虚子(たかはま きょし)とは

1874年〈明治7年〉2月22日 – 1959年〈昭和34年〉4月8日)
明治・大正・昭和の3代にわたる俳人・小説家。本名は高浜 清(たかはま きよし、旧字体: 高濱 淸)。『ホトトギス』の理念となる「客観写生」「花鳥諷詠」を提唱したことでも知られる。

子規の没後、五七五調に囚われない新傾向俳句を唱えた碧梧桐に対して、虚子は1913年(大正2年)の俳壇復帰の理由として、俳句は伝統的な五七五調で詠まれるべきであると唱えた。

また、季語を重んじ平明で余韻があるべきだとし、客観写生を旨とすることを主張し、「守旧派」として碧梧桐と激しく対立した。そしてまた、1927年(昭和2年)、俳句こそは「花鳥諷詠」「客観写生」の詩であるという理念を掲げた。

ゆづり葉(楪)とは

ゆづり葉(楪・交譲木・譲葉・杠)は、ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木。花の形態がトウダイグサ科に似るので、古くはトウダイグサ科に含められたが、雌蕊が2個(トウダイグサ科は3個)などの違いから、独立のユズリハ科(学名: Daphniphyllaceae)とされた。

和名ユズリハは、春に枝先に若葉が出たあと、前年の葉がそれに譲るように落葉することに由来する。古名はユズルハ(弓弦葉)といわれ、葉の中にある主脈がはっきりと目立ち、弓の弦のように見えることに由来する。そこから発展した地方名(方言)としてツルノハというものもある。

ゆづり葉(楪)の基本情報

英名:Daphniphyllum macropodum
分類:ユズリハ科 ユズリハ属
学名:Daphniphyllum macropodum
和名:ユズリハ
別名:オヤコグサ(親子草)

ゆづり葉(楪)の花言葉

ゆづり葉(楪)の花言葉は「若返り」「世代交代」「譲渡」。1月6日の誕生花にもなっています。

 

まとめと関連情報

新しい葉が出てから古い葉が落ちるので、親から子に譲るの意にとって、新年などの祝い事の飾り物となっている、ゆづり葉(楪・交譲木・譲葉・杠)。1月6日の誕生花でもあるゆづり葉(楪)は、俳句では春の季語。そんなゆづり葉(楪)を使った俳句を紹介しました。

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