- 2022年二十四節気一覧(早見表)
- 2022年雑節一覧(早見表)
- 啓蟄の日を干支カレンダーで調べてみた
- 二十四節気と季語と俳句
- 小寒や枯草に舞ふうすほこり 長谷川春草
- 大寒の大々とした月よかな 小林一茶
- 雨の中に立春大吉の光あり 高浜虚子
- 雨水より啓蟄までのあたたかさ 後藤夜半 底紅
- 啓蟄の虫より早く起き出でて 山口青邨
- 春分を迎ふ花園の終夜燈 飯田蛇笏
- 清明の路ゆく媼が念珠かな 飯田蛇笏 山廬集
- 苗床にうす日さしつゝ穀雨かな 西山泊雲
- 瀧おもて雲おし移る立夏かな 飯田蛇笏
- 小満の月へ開けおく納屋の窓 黛執
- 中空に見えて芒種の月の暈 岡田詩音
- 夏至過ぎて吾に寝ぬ夜の長くなる 正岡子規 夏至
- あぎともて病後もの食ふ小暑かな 皆吉爽雨
- 山割いて自から没す大暑の陽 中村草田男
- 立秋や銀の茶釜の市に出る 寺田寅彦
- 処暑の日の大いに人を招きたし 岡井省二 有時
- 道元の歩きし道も白露かな 赤尾兜子
- 秋分の日の花増える町の中 藤田哲肖子
- 茶の木咲きいしぶみ古ぶ寒露かな 飯田蛇笏
- 霜降の陶ものつくる翁かな 飯田蛇笏 山廬集
- 立冬や手紙を書けば手紙来る 山口青邨
- 鎌倉に小雪ありけり初詣 山口青邨
- 逢ふ人の皆大雪と申しけり 雪 正岡子規
- 物干の影に測りし冬至哉 正岡子規 冬至
- 雑節と季語と俳句
- 絵で楽しむ二十四節気と七十二候
- まとめと関連情報
2022年二十四節気一覧(早見表)
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こちらは、2022年二十四節気一覧(早見表)です。(カシオの計算サイトにて計算。便利です)
二十四節気とは‥意味や由来
二十四節気(にじゅうしせっき)とは、1太陽年を日数(365日)(あるいは太陽の黄道上の視位置)によって24等分し、その分割点を含む日に季節を表す名称を付したもので、二十四気(にじゅうしき)とも呼びます。
二十四節気は中国の戦国時代の頃、太陰暦の季節からのずれとは無関係に、季節を春夏秋冬の4等区分する暦のようなものとして考案された区分手法のひとつで、一年を12の「節気」(正節とも)と12の「中気」に分類し、それらに季節を表す名前がつけられています。
重要な中気である夏至・冬至の二至、春分・秋分の二分は併せて二至二分(にしにぶん)と言い、重要な節気である立春・立夏・立秋・立冬を四立(しりゅう)、二至二分と四立を併せて八節(はっせつ)といいます。
ただ、日本で体感する気候とは季節感が合わない名称や時期、例えば夏至はまだ梅雨の真っ只中にあり、蝉はまだ鳴き始めていない、小暑では蒸し暑さは増すものの七夕を眺めるような晴れの空は期待できず、暑中ではあるのに地域によって梅雨寒となることもあります。
日本ではこのような事情を補足するため、二十四節気のほかに、土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などの「雑節」と呼ばれる季節の区分けを取り入れました。
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二十四節気の覚え方(参考)
ちなみに、二十四節気の覚え方を提案したサイトがありました。ご参考までに‥
立春・立夏・立秋・立冬と春分・秋分・夏至・冬至は語呂合わせに入れません。それぞれ1番目と4番目に入ると覚えてください。
春の6節気・・・雨啓清穀 → OK成功(ウッケーセイコク・・・ちょっと苦しい)
夏の6節気・・・小芒小大 → 消防招待(ショウボウショウタイ・・・なんのこと?)
秋の6節気・・・処白寒霜 → 処白の感想(処白って誰?)
冬の6節気・・・小大小大 → 『雪』『寒』の順(語呂合わせはどこ行った?)
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2022年雑節一覧(早見表)
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こちらは、2022年雑節一覧((土用、節分、彼岸、社日、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日)(早見表)です。(カシオの計算サイトにて計算。便利です)
雑節(ざっせつ)とは‥
雑節とは、二十四節気・五節句などの暦日のほかに、季節の移り変りをより適確に掴むために設けられた、特別な暦日のことで、一般に雑節と呼ばれるのは、次の9つです。
節分 彼岸 社日
八十八夜 入梅 半夏生
土用 二百十日 二百二十日
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啓蟄の日を干支カレンダーで調べてみた
カシオの計算サイトを利用して2022年の啓蟄の日を調べてみました。
現行年月から干支カレンダー(日の干支、月の干支、年の干支)を計算します。2022年は3月5日が啓蟄の日となります。また、このサイトでは六曜計算、二十四節気の計算も鹿野です。とても便利なサイトです。
二十四節気と季語と俳句
小寒や枯草に舞ふうすほこり 長谷川春草
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大寒の大々とした月よかな 小林一茶
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雨の中に立春大吉の光あり 高浜虚子
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雨水より啓蟄までのあたたかさ 後藤夜半 底紅
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啓蟄の虫より早く起き出でて 山口青邨
‥紅梅に中日過し彼岸哉 正岡子規 彼岸
春分を迎ふ花園の終夜燈 飯田蛇笏
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清明の路ゆく媼が念珠かな 飯田蛇笏 山廬集
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苗床にうす日さしつゝ穀雨かな 西山泊雲
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瀧おもて雲おし移る立夏かな 飯田蛇笏
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小満の月へ開けおく納屋の窓 黛執
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中空に見えて芒種の月の暈 岡田詩音
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夏至過ぎて吾に寝ぬ夜の長くなる 正岡子規 夏至
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あぎともて病後もの食ふ小暑かな 皆吉爽雨
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山割いて自から没す大暑の陽 中村草田男
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立秋や銀の茶釜の市に出る 寺田寅彦
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処暑の日の大いに人を招きたし 岡井省二 有時
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道元の歩きし道も白露かな 赤尾兜子
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秋分の日の花増える町の中 藤田哲肖子
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茶の木咲きいしぶみ古ぶ寒露かな 飯田蛇笏
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霜降の陶ものつくる翁かな 飯田蛇笏 山廬集
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立冬や手紙を書けば手紙来る 山口青邨
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鎌倉に小雪ありけり初詣 山口青邨
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逢ふ人の皆大雪と申しけり 雪 正岡子規
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物干の影に測りし冬至哉 正岡子規 冬至
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雑節と季語と俳句
世の土用知らぬ木曽路の行脚哉 正岡子規 土用
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節分の豆をだまつてたべて居る 尾崎放哉 須磨寺時代
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門前に牛羊あそぶ社日かな 飯田蛇笏 霊芝
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お彼岸の鐘きゝとむる樵夫かな 飯田蛇笏 霊芝
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八十八夜古茶の湯加減ていねいに 及川貞
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入梅晴やあかるい雲にこのあつさ 正岡子規 梅雨晴
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半夏生葉を白く染め梅雨あがる 山口青邨
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二百二十日眼鏡が飛んで恐しや 高浜虚子
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二百十日目も尋常の夕べかな 蕪村
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絵で楽しむ二十四節気と七十二候
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改元を境に、四季と日本人との関係性を再認識しようという風潮も高まっている。
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◎令和と万葉集 ~自然に寄り添う日本人の旧暦のある暮らし
◎春の章
春 万物が希望に満ち始める季節
◎夏の章
夏 暑さの中に涼を感じる夏の華
◎秋の章
秋 天高き秋の夜長に愛でる名月
◎冬の章
冬 冬来たりなば、春遠からじ
まとめと関連情報
ときどき気になる二十四節気一覧を雑節と併せてまとめました。
⇒ 節分の日が2月3日で固定されていない?‥豆を撒く理由とは
⇒ 春分の日が年によって違うこと、お彼岸・お墓参りの意味や由来‥
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