いずれアヤメかカキツバタ、ショウブの違いについて‥
「いずれ菖蒲か杜若(いずれアヤメかカキツバタ)」
(菖蒲も杜若も同じアヤメ科の花である) 鵺(ぬえ)を退治した源頼政が、褒美として菖蒲前(あやめのまえ)という美女を宮中から賜(たまわ)ろうとしたとき、12人の美人のなかから目指す菖蒲前を選び出してみよと命ぜられ、「五月雨(さみだれ)に沢辺(さはべ)の真薦(まこも)水越えていづれ菖蒲(あやめ)と引きぞ煩(わづら)ふ」(太平記 巻21)と詠(よ)んだという伝承から、いずれが優れているか選択に迷うことをいう慣用句です。
菖蒲(あやめ)も杜若(かきつばた)も同じアヤメ科の花ですが、そのぐらい見分けがつかず似ていて優劣がつけ難いということです。
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あやめわく明り障子のみどり哉 其角
やさしくもあやめ咲きけり木曽の山 正岡子規
古家に六日の菖蒲匂ひけり 正岡子規紫の蛛もありけりかきつばた 其角
かきつばた畳へ水はこぼれても 其角
杜若咲くや五月の濁り水 正岡子規
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六日の菖蒲十日の菊とは
端午の節供(五月五日)の翌日の菖蒲と 重陽(ちょうよう) の節供(九月九日)の翌日の菊のことで、時機に遅れてしまい、いまさら役に立たないことのたとえ。
古家に六日の菖蒲匂ひけり 正岡子規
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杜若咲くや五月の濁り水 正岡子規
アヤメ、カキツバタ、ショウブの見分け方について
こちらのサイトでは、アヤメ、カキツバタ、ショウブの見分け方についての解説が記載されています。昔の人は、一目で区別がついたのでしょうか?
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立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花
立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花(たてばしゃくやくすわればぼたんあるくすがたはゆりのはな)とは、美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを花にたとえて形容する言葉。
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目には青葉 山ほととぎす 初鰹 山口素堂
山口素堂(1642~1716)は、江戸中期の俳人・山口素堂(1642~1716)の作。
江戸の人々が、春から夏にかけ、最も好んだ、「青葉」「ほととぎす」「初鰹」を俳句に詠んでいる。
この句が一躍有名となり、江戸っ子の間では、初夏に出回る「初鰹」を食べるのが粋の証になったともいうが、この俳句、実は俳句作法の点からいうと、二つ以上の季語が入る「季がさね」と問題の句でもある(季語の三段重ね)。
宝井其角(1661~1707)とはほぼ同世代であるが、其角より早く生まれ、長生きもしている。
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まとめと関連情報
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