水流任急境常静 花落雖頻意自閑
すいりゅうきゅうにまかせて さかいつねにしずかなり
はな、おつることしきりなりといえども こころおのずからしずかなり
これは中国、明の時代の著作家、洪自誠(こうじせい、1573~1619)が
のこした随想集「菜根譚(さいこんたん)」の一節です。
「水は激しく流れても、あたりはいつも静か。
花はせわしく散っても心はいつものどか」
この心境をいつも保つことができれば、何物にもとらわれることなく、
自由自在の人生が送れるだろう、という解説を吉田豊さんがされています。
あの六星占術を編み出した人気占い師・細木数子さん(1938年4月4日)がテレビ出演は
今日限りでやめますと話された日の最後の言葉として、引用されたことが
いまでも強烈に印象に残っています(2008年3月)。
水流任急境常静 花落雖頻意自閑
水流任急境常静 花落雖頻意自閑
すいりゅうきゅうにまかせて さかいつねにしずかなり
はな、おつることしきりなりといえども こころおのずからしずかなり
これは中国、明の時代の著作家、洪自誠(こうじせい、1573~1619)が
のこした随想集「菜根譚(さいこんたん)」の一節です。
「水は激しく流れても、あたりはいつも静か。
花はせわしく散っても心はいつものどか」
この心境をいつも保つことができれば、何物にもとらわれることなく、
自由自在の人生が送れるだろう、という解説を吉田豊さんがされています。
実は、この一文の前には、次の言葉があります。
竹影掃堦塵不動、月穿潭底水無痕
(ちくえいかいをはらってちりどうぜず、つきはたんていをうがってみずにあとなし)
吉田豊さんの解説では、さらに
漱石の「草枕」の一節、主人公と画工の禅寺の和尚の問答
「あの松の影をご覧」
「綺麗ですな」
「ただ綺麗かな」
「ええ」
「綺麗なうえに、風が吹いても苦にしない」
を引用しています。
あの六星占術を編み出した人気占い師・細木数子さん(1938年4月4日)がテレビ出演は
今日限りでやめますと話された日の最後の言葉として、引用されたことが
いまでも強烈に印象に残っています(2008年3月)。
菜根譚 ビギナーズ・クラシックス中国の古典
菜根譚 ビギナーズ・クラシックス中国の古典
(角川文庫 角川ソフィア文庫)湯浅邦弘
864円(税込)送料無料
『菜根譚』は、『論語』とならび
各界のリーダーたちが座右の銘としてきた処世訓の最高傑作。
「一歩を譲る」「人にやさしく己に厳しく」など、人づきあいの極意、
治世に応じた生き方、人間の器の磨き方を明快に説く。
人生において思いがけない逆境に立ち向かうとき、
自分の支えとなる言葉として、現代人の心に響く名言を精選。
簡潔な現代語訳、総ルビの訓読文と理解の助けとなる
わかりやすい解説を加えた、初心者に最適な入門書。
●目次
前集(遇と不遇/世間を渡る心得/君子の心と才知/潔白と高尚/
人生を磨く砥石 ほか)/後集(得意になって語らない/
囲碁にも戦争の心が/真実の世界/歳月を短いと感じてしまう人/
夢から覚める ほか)
●著者情報
湯浅邦弘(ユアサクニヒロ)
1957年島根県生まれ。大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。
大阪大学大学院教授。専攻は中国思想史
「菜根譚」が教えてくれた一度きりの人生をまっとうするコツ100
「菜根譚」が教えてくれた一度きりの人生をまっとうするコツ100[ 段文凝 ]
1,188円(税込)送料無料
段文凝が中国の若者を代表して抜粋した「菜根譚」の100条。
「お金は大事だが、心ほどではない」「親切はあとだしに」「沈黙の効果」他、
身近な例と超訳でわかりやすく役に立つ。
●目次
第1章 調子がいい時こそ、自らを戒めて(最後に勝つのは…。/
心まで環境に染まらない。 ほか)/第2章 逆境をチャンスに変える知恵
(薬は飲まないと効かない。/失敗した後に成功しやすい理由。 ほか)/
第3章 これで万全!セルフコントロール術(ごちそうにがっつかない心。/
薄味の生き方。 ほか)/第4章 コミュニケーションの極意とは
(あえて看板を出さない。/「お先にどうぞ」は自分のため。 ほか)/
特別付録 オオモノかコモノかチェックできる君子・小人テスト
(君子編/小人編)
●著者情報
段文凝(ダンブンギョウ)
日本で活躍する中国人タレント。早稲田大学国際部中国語コーディネーター。
2009年5月来日。同年まで天津テレビ局に所属し、
アナウンサーとして多数のTV番組に出演。2011年4月よりNHK
Eテレ「テレビで中国語」にレギュラー出演。番組への出演を機に、
多くの中国語教材のナレーション出演をこなし、その活動をラジオ・映画など
にも広げている。2014年早稲田大学大学院政治学研究科
ジャーナリズムコース卒業。日中間を行き来し講演活動を行い、
「かわいすぎる中国語講師」として幅広い層に人気を得ている。
日本人の忖度と惻隠の情とは
いま、日本人の惻隠の情が失われていると‥(藤原雅彦さん)
「惻隠の情」というのは、中国の古典である
孟子の言葉から来ているのですね。「子供が井戸に落ちそうになっていれば、危ないと思わず手を差し延べたり
助けに行こうとする」人として忍びずの気持ち・心は、
人間皆生まれ持ったものであり本来そうした気持ちが備わっているはずだと
孟子は言うのです。
そして、武士道の教えの中に示されている、
平たく言えば思い遣る心。
哀れに思う気持ち。可哀想であると感じる心持ち。
心に太陽を持て そして、唇に歌を
楽観的になれ!
日本人の誇り (文春新書) [ 藤原正彦 ]
危機に立たされた日本は、今こそ「自立」と「誇り」を
回復するために何をすべきなのか?
『国家の品格』の著者による渾身の提言。
「個より公、金より徳、競争より和」を重んじる
日本国民の精神性は、文明史上、世界に冠たる尊きものだった。
しかし戦後日本は、その自信をなぜ失ったのか?
幕末の開国から昭和の敗戦に至る歴史を徹底検証し、
国難の時代を生きる日本人に誇りと自信を与える、
現代人必読の書。
⇒ 年の瀬や水の流れと人の身は‥ 大高源吾(辞世の句)
⇒ 元禄15年は西暦1702年です
⇒ 大石内蔵助良雄 辞世の句
⇒ 芭蕉の有名な俳句(秋)隣は何を‥
⇒ 日本人の忖度と惻隠の情とは(意味)
⇒ ちいさい秋みつけた♪歌詞
⇒ 「一月一日」の歌詞と読み方
⇒ 水流任急境常静 花落雖頻意自閑:菜根譚