精霊の日はいつ?読み方、意味、由来など‥
3月18日は精霊の日です。精霊の日は、「しょうろう」の日と読みます。「せいれい」ではありません。
柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)、和泉式部(いずみしきぶ)、小野小町(おののこまち)のという偉大なる歌人たち3人の忌日が、3月18日であると伝えられていることに由来します。
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3月18日は精霊の日
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柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)飛鳥時代の歌人
斉明天皇6年(660年)頃 – 神亀元年(724年)3月18日。
飛鳥時代の歌人(名は「人麿」とも表記される)。後世、山部赤人と共に歌聖と呼ばれ、称えられている。三十六歌仙の一人。『万葉集』の詠歌とそれに附随する題詞・左注などが唯一の資料で、一般には天武天皇9年(680年)には出仕していたとみられ、天武朝から歌人としての活動を始め、持統朝に花開いたとみられる。
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あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む 柿本人麻呂
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(訳 )夜になると谷を隔てて独り寂しく寝るという山鳥の長く垂れた尾のように、長い長いこの夜を、私は独り寂しく寝るのだろう。
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正岡子規も絶賛した柿本人麻呂
あの正岡子規が、人麻呂を第一の歌人であり、その後は唯一源実朝のみ、と評価しています。人麻呂の評価は、すでに万葉集の後期には確立されていたようです。
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人丸の 後の歌よみは 誰かあらん 征夷大将軍 みなもとの実朝 正岡子規
※人丸とは人麻呂のこと
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大伴家持は万葉集の中で次のように歌に残しています。
幼年に未(いま)だ山柿の門に逕(いた)らず、
裁歌の趣(さいかのおもぶき)、
詞(ことば)をじゅ林(じゅりん)に失ふ。
家持は、尊敬する先人として「山柿(さんし)」を強く意識していました。
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和泉式部(いずみしきぶ)
天元元年〈978年〉頃 – 没年不詳。平安時代中期の歌人で、越前守・大江雅致の娘。中古三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。
平安和歌世界において、突出していたのが和泉式部であった。題詠においても、贈答歌においても、「恋し」「恋す」などの恋愛における主体的な言葉を多く用いており、男性中心の言葉を自在に詠みこなす点が、突出した女流歌人であったと言える理由の一つであった。
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あらざらむこの世のほかの思ひ出に今ひとたびの逢ふこともがな 和泉式部
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小野小町(おののこまち)
小野 小町(おの の こまち、生没年不詳)は、平安時代前期9世紀頃の女流歌人。六歌仙、三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。
小野小町の詳しい系譜は不明。彼女は絶世の美女として七小町など数々の逸話があり、後世に能や浄瑠璃などの題材としても使われていが、当時の小野小町像とされる絵や彫像は現存せず、後世に描かれた絵でも後姿が大半を占め、素顔が描かれていない事が多い。
一般にクレオパトラ、楊貴妃と共に「世界三大美人」(または世界三大美女)の一人に数えられている。小野小町の代わりにヘレネー、楊貴妃の代わりに虞美人を加える場合もある。
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花の色はうつりにけりないたづらに我身(わがみ)よにふるながめせしまに 小野小町
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訳)桜の花の色は、むなしく衰え色あせてしまった、春の長雨が降っている間に。ちょうど私の美貌が衰えたように、恋や世間のもろもろのことに思い悩んでいるうちに。
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まとめと関連情報
3月18日は精霊の日です。精霊の日は、「しょうろう」の日と読みます。「せいれい」ではありません。柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)、和泉式部(いずみしきぶ)、小野小町(おののこまち)のという偉大なる歌人たちの3人の忌日が、3月18日であると伝えられていることに由来します。
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