縁起の良い数字・9で馬九行久(うまくいく)
「馬九行久」うまくいく
ところが、実際には数字の「9」は縁起の良い数字であるとする一面も見られる。
皆さん、「馬九行久」あるいは「馬九行駆」という言葉をご存知だろうか。これは、「うまくいく」と読む。その意味は、そのままで「万事何事も上手くいく」ということになる。
漢字表記が意味するところは、文字通り「9頭の馬が行く」ということであるが、
昔から、9頭馬は「勝負運、金運、出世運、家庭運、愛情運、健康運、商売繁盛、豊漁豊作、受験合格」と、九つの運気をあらわすといわれ、縁起がよいとされてきた、ことに由来している。なお、漢字表記としては、その他に「馬九行九」、「馬九行」等いろいろあるようだが、同じ意味を有している。
なお、「馬九行久」の縁起物の馬のデザインはほとんどが左向きの題材であるが、これは、古来より「左馬」に勝るものなし、と言われ、左馬は「右に出るものがいない」ということから、勝負運を上げるといわれていることによっている。
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万事が馬九(うまく)行く九頭馬ブレスレット
万事が馬九(うまく)行くと尊ばれてきた九頭馬を黄水晶に刻印し、美しい煌めきを放つ紫水晶(アメジスト)と白水晶で取り囲んだ縁起の良いパワーストーン・ブレスレットです。
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天災は忘れた頃にやってくるとは(寺田寅彦)
天災は忘れた頃にやってくるとは(寺田寅彦)
自然災害はその被害を忘れたときに
再び起こるものだという戒め。
「天災は忘れられたる頃来る」、
「天災は忘れた頃来る」、
「天災は忘れられた頃に来る」
などとも記述される。
科学者で随筆家の寺田寅彦の言葉とされることが、
寅彦が発表した文章の中にはこれらの言葉は
見つかっていないとか。
地震雑感/津浪と人間(中公文庫)寺田寅彦
「天災は忘れた頃にやって来る」の名言で
有名な寺田寅彦の、地震と津浪に
関連する文章を集めた。
地震国難の地にあって真の国防とは
何かを訴える色あせぬ警告の書。
寺田寅彦が漱石門下の友人小宮豊隆に送った
「震災絵はがき」のカラー図版十葉を収める。
寺田寅彦(テラダトラヒコ)
1878年(明治11)、東京に生まれる。
物理学者、随筆家。父は高知県の士族出身。
五高在校中、夏目漱石に学ぶ。1903年(明治36)、
東京大学物理学科卒業。東大助教授を経て、
東大教授。地震研究所、航空研究所、
理化学研究所などにも籍をおいた。科学者の視点から、
日常身近の現象をとらえた独特の随筆を多く書いた。
筆名に吉村冬彦など。1935年(昭和10)、逝去。