『やぎさんゆうびん』歌詞、やぎさんはなぜ手紙を読まずに食べてしまったのか‥
『やぎさんゆうびん』は、白ヤギと黒ヤギの間で際限なく繰り返される手紙のやりとりがユーモラスな作詞:まどみちお、作曲:團伊玖磨の作品。1939年、「昆虫列車」に初出、1953年にNHKラジオで放送された。日本の歌100選に選ばれている。山口県周南市徳山動物園には「ぞうさん」の歌碑がある。
そもそも、やぎさんは紙が好物という前提で書かれた作品で、そこに目をつけた、作詞家・まどみちおの発想が素晴らしいと思うのであるが、やぎさんは本当に紙を食べるの?という疑問がある。調べてみると、実は、好物ではなく、逆に、現代の紙は化学薬品やインクが使われているため、ヤギがうまく消化できずとても体に悪いそうです( 消化不良によって腸閉塞などを起こす可能性も‥)。なので、くれぐれも与えないように、とのことである。
まぁ、それはそれとして、同じような疑問を抱く人はいるようで、ネットで「やぎさんゆうびん」の謎なるサイトを発見した。
『やぎさんゆうびん』の謎と題して、「なぜ、やぎさんたちは手紙を読まずに食べたのか」という歌詞に秘められた謎を論理的な形で論じている。非常に興味深い。以下、そのサイトから抜粋である。
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「やぎさんゆうびん」(作詞:まどみちお)になる童謡の歌詞の謎
作詞:まどみちお、作曲:團伊玖磨
白やぎさんからお手紙着いた
黒やぎさんたら読まずに食べた
仕方がないのでお手紙書いた
さっきの手紙のご用事なあに
※お手紙を食べてもかまわないかもしれないが、まずは読んでほしい、と思うのは当然。でも食べてしまって、もう読むことができないので、白やぎさんに手紙を書くのは仕方がない。
黒やぎさんからお手紙着いた
白やぎさんたら読まずに食べた
仕方がないのでお手紙書いた
さっきの手紙のご用事なあに
以下無限に続く。無限ループなのだが、学習してほしいと読者は思う。
さて、ここで私が論じようとしているのは、この歌詞に秘められた謎である。いや、謎などというと誤解を招くかもしれない。不可解な点と言い直す。つまり、「なぜ《白やぎさん》及び《黒やぎさん》は、《お手紙》を読まずに食べてしまうのか」という点に関する疑問である。そしてもう一点、「《白やぎさん》による第一通目の手紙には何が書かれていたのか」という疑問である。これらをできるだけ論理的な形で論じてみたいと思う。‥
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興味ある方は、是非、続きをご覧ください。
まどみちおの代表的な作品
やぎさんゆうびん
1939年、「昆虫列車」に初出、1953年にNHKラジオで放送された(作曲:團伊玖磨)。白ヤギと黒ヤギの間で終わりなく繰り返される手紙のやりとりがユーモラスな作品である
ぞうさん
1951年に酒田冨治の依頼により書かれたもので、1952年に酒田冨治により2拍子の曲が付けられた。その翌年1953年、曲を聴いた佐藤義美が曲を気に入らず、團伊玖磨に再度曲をつけさせたものがNHKラジオの『うたのおばさん』で放送された。その歌詞は自らのもつ差異を肯定し、誇りとするものとされている。
『まど・みちお――「ぞうさん」の詩人』(河出書房新社)によれば、子ゾウが悪口を言われた時の歌である、と。他の動物から見たら、鼻が長い君はおかしい。しかし、子どものゾウは、しょげたり怒り返したりせず、「大好きなお母さんも長いのよ」と朗らかに切り返し、それを誇りにしている歌だという。
2003年(平成15年)にNPO「日本童謡の会」が全国約5800人のアンケートに基づき発表した「好きな童謡」で第7位に選ばれた。
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ふしぎなポケット
1954年発表。たたくたびに中のビスケットが増える魔法のポケットがほしいと歌う作品。作曲は渡辺茂。森永製菓のビスケットのCMにも使われた。
一年生になったら
1966年発表。幼稚園児や小学1年生の間で非常に人気があった作品。作曲は山本直純。デジタル大辞泉に『2007年、文化庁と日本PTA全国協議会により「日本の歌百選」に選定』との記載があるが、選定されたのは作詞まど・みちお、作曲團伊玖磨の『ぞうさん』であり、本作は選定されていない。2011年に本作はポプラ社から絵本として出版されたが、その際のタイトルは『一ねんせいになったら』であった。
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まとめと関連情報
『やぎさんゆうびん』は、白ヤギと黒ヤギの間で際限なく繰り返される手紙のやりとりがユーモラスな作詞:まどみちお、作曲:團伊玖磨の作品。1939年、「昆虫列車」に初出、1953年にNHKラジオで放送された。日本の歌100選に選ばれている。
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『やぎさんゆうびん』歌詞、やぎさんはなぜ手紙を読まずに食べてしまったのか‥
ぞうさん歌詞‥おはながながいのね
かあさんのうた歌詞‥手ぶくろ編んでくれた
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