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春の季語一覧(時候)

俳句の季語一覧(季語を分類し列挙したもの)

・本項における季節の分類は、二十四節気に基づく節切りとする。「新年」は1月1日から1月15日ごろまでの期間を指す。
・本項における季語の分類は、以下に示す9項目とする。
1.時候 :季節・月の名称など天文 :天文と気象に関すること。
2.地理 :山・川・海・陸地など色々な地理に関すること。
3.人事 :人の暮らしに関すること。
4.行事 :年中行事を始めとする行事全般。
5.忌日 :著名人の忌日(命日)[要出典]。
6.動物 :動物一般。ただし、その語のままで食べ物にもなるもの(食べ物としての印象が強いもの)は食物にも分類する。
7.植物 :植物一般、および、旧来の日本の本草学で植物に分類されていた生物全般(主に真菌類)。ただし、その語のままで食べ物にもなるもの(食べ物としての印象が強いもの)は食物にも分類する。
8.食物 :食物全般[要出典]。

現代の歳時記に登録されている季語の数について

驚くなかれ、現代の歳時記ではおおむね5000を超えるの季語が収録されているそうです。

春の季語一覧(時候​)

春 – 初春 – 二月 – 睦月 – 旧正月 – 寒明け – 立春 – 早春 – 春浅し – 冴返る – 余寒 – 春寒 – 遅春 – 春めく- 魚氷に上る – 雨水 – 獺魚を祭る – 二月尽 – うりずはん(「潤い初め」の琉球方言) – 仲春 – 三月 – 如月 – 啓蟄 – 鷹化して鳩となる – 龍天に登る – 初朔日 – 春分 – 彼岸 – 春社 – 三月尽 – 晩春 – 四月 – 弥生 – 清明 – 花冷え – 蛙の目借時 – 田鼠化して鶉となる – 穀雨 – 春深し – 八十八夜 – 春暑し – 暮の春 – 行く春 – 春惜しむ – 夏近し – 弥生尽 – 四月尽 – 春の日 – 春暁 – 春の朝 – 春昼 – 春の夕 – 春の暮 – 春の宵 – 春の夜 – 朧月夜 – 暖か – 麗か – 長閑 – 日永 – 遅日 – 木のかきごうり – 芽時 – 花時 – 寒さ – 鶯 – 春風 – 春雷 – 三春 – 九春 – 春の暁 – 春陽

夏の季語一覧(時候​)

初夏(新暦5月、旧暦4月〈卯月・清和〉)立夏(5月6日ごろ) – 夏浅し – 夏めく – 薄暑 – 麦の秋 / 小満(5月21日ごろ) – 五月尽く 仲夏(新暦6月、旧暦5月〈皐月〉)芒種(6月6日ごろ) / 入梅(6月11日ごろ) – 梅雨寒し / 夏至(6月21日ごろ) – 白夜 – 短夜(明け易し) / 半夏生(7月2日ごろ)晩夏(太陽暦7月、旧暦6月〈水無月〉)小暑(7月7日ごろ) / 炎昼 – 夏の暁 – 夏の夕(夏夕べ) – 夏の夜(夜半の夏) – 梅雨明 – 冷夏 / 土用入(7月21日ごろ) – 土用 – 三伏 – 盛夏(炎帝) – 暑さ / 大暑(7月23日ごろ) – 極暑 – 溽暑 – 熱帯夜 – 灼く / 秋近し – 涼し – 土用明 – 夏の果 – 夜の秋

 

 

春の気になる俳句

「菜の花や 月は東に 日は西に」蕪村

 

「梅一輪 一輪ほどの あたたかさ」服部嵐雪

詞書があり、そこには「寒梅」という冬の季語が記されていたとか‥。
※詞書(き)/言葉書(き)(ことばがき)とは:和歌や俳句の前書きとして、その作品の動機・主題・成立事情などを記したもの。

「春の海 ひねもすのたり のたりかな」蕪村

うららかな春の海で、一日中ゆったりと寄せては返し、寄せては返しする波の様子が詠まれた句です。

「行く春や おもたき琵琶の 抱きごころ」蕪村

晩春のある日、しばらく手にしなかった琵琶でも弾いてみようと思い、手元に引き寄せた。 すると、いつも弾き慣れた琵琶だというのに、今日はまた何と、その抱き具合が重たく感じられることだろう。 暮れゆく春の気だるく物憂げな空気、まったりどんよりモヤモヤした感じが伝わってきます。

「行く春や鳥啼き魚の目は泪 」芭蕉

 

「朝夕に 雫のふとる このめ哉」加賀千代女

雫は「しずく」と読みます。この俳句は、加賀千代女が詠んだもので、木の芽が季語です。 内容としては「朝と夕方に木の芽に付いた雫がふくらんでゆく」ということで、木の芽が成長するのは春になったことを感じされられます

「春水や 四条五条の 橋の下」蕪村

しゅんすいやしじょうごじょうのはしのした

夏井いつきの超カンタン!俳句塾・夏井いつき

毒舌キャラで人気の俳人・夏井先生の手にかかれば、ありきたりな平凡な句があっと驚くイメージ豊かな一句へと早変わり! 本書は、そのミラクルな言葉の化学変化の秘密を初公開。5・7・5にパズルのように言葉をはめ込めば、脳を鍛えて幸せホルモン・ドーパミンが泉のごとく湧いてくる。俳句を詠めば、脳が若返る! ストレスに強くなる! 脳科学者・茂木健一郎氏の対談を収録。

●内容情報
プレバト(MBS/TBS系全国ネット毎週木曜よる7時~)で大人気!
辛口先生の発想術を初公開!

●目次
第1部 対談 茂木健一郎×夏井いつき 俳句こそ人生だ!(俳句で脳トレ!老けない脳の作り方/俳句で人生が楽しくなる!頭もよくなる!/俳句で脳が若返る!認知症も防げる! ほか)/第2部 辛口先生の俳句道場 「仕事」を詠む(平成の仕事人の俳句・四〇句を徹底添削!/表記の基本/基本の型 ほか)/第3部 これぞ才能アリ!秀句を味わう(夏の俳句/秋の俳句/冬…新年の俳句 ほか)

●著者情報
夏井いつき(ナツイイツキ)1957年(昭和32年)5月13日 – )
TBS系バラエティ番組『プレバト!!』で俳句ブームに火をつけた人気俳人。俳句集団「いつき組」組長。「100年俳句計画」の志を掲げ、俳句の豊かさ、楽しさを伝えるべく、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、webの各メディアをはじめセミナー、句会ライブなどで活躍中。2015年より俳都松山大使。

 

まとめと関連情報

季語をいろいろ調べる中で、角川書店の「合本 俳句歳時記 第三版」に関するブログ記事に出会った。非常に興味深い内容であり、早速に、合本 俳句歳時記を中古で購入してみた。その人のブログ記事は2019年で更新が止まっているが、また、再開されることはあるのだろうか‥。そんな気になるブログをちらほら見かける今日このごろである。

俳句の作り方

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