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五月の季語「五月晴れ」「五月雨」を使った俳句

五月の季語「五月晴れ」「五月雨」を使った俳句

五月の季語として、「五月晴れ」や「五月雨」がありますが、もともと旧暦の五月の言葉であり、今で言うと、6月~7月にあたるのです。季語って難しいですね‥。で、そんな「五月晴れ」や「五月雨」の季語を使った俳句の紹介です。

うれしさや小草影もつ五月晴 正岡子規

うれしさや小草(おぐさ)影もつ五月晴、この句を紹介しているブログを2つ(Kazeの散歩道575筆まか勢)見つけました。

五月雨を集めてはやし最上川 松尾芭蕉

松尾芭蕉が執筆した紀行文『おくのほそ道』の中におさめられている一句です。長い五月雨が降ったあとの雨水で一気に増水した最上川の勢いのすさまじいこと、そんな様子がうかがえます。

五月雨や大河を前に家二軒 与謝蕪村

 

五月雨や上野の山も見飽きたり 正岡子規

 

さみだれや名もなき川のおそろしき 与謝蕪村

 

 

 

夏の季語一覧 時候と天文

俳句の春夏秋冬と立春、立夏、立秋、立冬

俳句の春夏秋冬はそれぞれ何月から何月までになるのでしょうか。俳句では、暦の上での春夏秋冬はそれぞれ立春、立夏、立秋、立冬から始まります。新暦ではだいたい2月、5月、8月、11月になります。そのほか歳時記では新年を四季とは別に立てます。

「春」は、「2月~4月」
「夏」は、「5月~7月」
「秋」は、「8月~10月」
「冬」は、「11月~1月」

夏の季語一覧 時候

初夏(新暦5月、旧暦4月〈卯月・清和〉)
立夏(5月6日ごろ) – 夏浅し – 夏めく – 薄暑 – 麦の秋 / 小満(5月21日ごろ) – 五月尽く
仲夏(新暦6月、旧暦5月〈皐月〉)
芒種(6月6日ごろ) / 入梅(6月11日ごろ) – 梅雨寒し / 夏至(6月21日ごろ) – 白夜 –   短夜(明け易し) / 半夏生(7月2日ごろ)
晩夏(太陽暦7月、旧暦6月〈水無月〉)
小暑(7月7日ごろ) / 炎昼 – 夏の暁 – 夏の夕(夏夕べ) – 夏の夜(夜半の夏) – 梅雨明   - 冷夏 / 土用入(7月21日ごろ) – 土用 – 三伏 – 盛夏(炎帝) – 暑さ / 大暑(7月23日ご
ろ) – 極暑 – 溽暑 – 熱帯夜 – 灼く / 秋近し – 涼し – 土用明 – 夏の果 – 夜の秋

夏の季語一覧 天文

三夏(陰暦で夏の四・五・六月の三か月)
夏の月(月涼し) – 夏の星 / 夏の日 / 夏の雨 / 夏の風
仲夏(太陽暦6月、旧暦5月)
五月晴 – 五月闇 / 五月雨 – 梅雨 / 青嵐 – 大南風(おほみなみ) – 風薫(薫風) – 黒南風
(くろはえ) – 南吹く(はえふく) – 南風(みなみ) – 黄雀風(くわうじやくふう)
晩夏(太陽暦7月、旧暦6月)
炎天 – 西日 – 旱 – 夕立晴 – 夕焼け / 浅曇 – 雲海 – 雲の峰 – 入道雲 – 夕立雲 / 喜雨 – スコ
ール – 雹 – 夕立(白雨) / 白南風(しらはえ) – 夕立風 – 夕凪 / 夏の霧(夏霧) – 逃げ
水 – 虹 / 雷 – 遠雷 – 日雷 – はたたがみ – 日盛 – 雷雨 – 雷神 – 雷鳴 – 落雷

 

まとめと関連情報

 

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