春の心はのどけからまし‥在原業平 意味や由来
平安時代に編まれた「古今和歌集」に収録されている歌人の在原業平が詠った「世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」。この句にまつわる情報を調べてみました。
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世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし 在原業平
この世の中に、全く桜というものがなかったなら、春を過ごす人の心はどんなにのどかであることでしょう。
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在原 業平(ありわら の なりひら)
平安時代初期から前期にかけての貴族・歌人。平城天皇の孫。贈一品・阿保親王の五男。官位は従四位上・蔵人頭・右近衛権中将。六歌仙・三十六歌仙の一人。別称の在五中将は在原氏の五男であったことによる。全百二十五段からなる『伊勢物語』は、在原業平の物語であると古くからみなされてきた。
歌人として『古今和歌集』の30首を始め、勅撰和歌集に87首が入集している。『古今和歌集仮名序』において紀貫之が業平を「その心余りて言葉足らず」と評したことはよく知られている。子の棟梁・滋春、棟梁の子・元方はみな歌人として知られる。兄・行平ともども鷹狩の名手であったと伝えられる。
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ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くゝるとは 在原業平
— 『古今和歌集』『小倉百人一首』撰歌。「ちはやふる」は「神」などにかかる枕詞。
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映画『世の中にたえて桜のなかりせば』
『世の中にたえて桜のなかりせば』(よのなかにたえてさくらのなかりせば)は、2022年4月1日公開予定の日本映画。監督は三宅伸行、主演は長編映画初主演となる岩本蓮加(乃木坂46)と宝田明のW主演(宝田明がエグゼクティブプロデューサーを兼任)。
終活アドバイザーのアルバイトをしている不登校の女子高生が同僚の80代男性とともに様々な境遇の「終活」を手助けしていくうちに、自分の生き方と向き合い始めるヒューマンドラマ。
タイトルについては「桜にまつわる詩からの引用」と説明されているが、平安時代に編まれた「古今和歌集」に収録されている歌人の在原業平が詠った「世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」から取られている。
宝田明は本作公開直前の2022年3月14日に死去したため、遺作となった。
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まとめと関連情報
平安時代に編まれた「古今和歌集」に収録されている歌人の在原業平が詠った「世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」。この句にまつわる情報を紹介しました。
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