大寒の日はいつなの?100年先の予定と理由‥

大寒とはいつなのか?

大寒とは? 大寒の日はいつなのか?

大寒(だいかん)とは、二十四節気のひとつで、寒さが最も厳しくなるころ。『暦便覧』では「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と説明されています。寒(小寒 – 立春前日)の中日で、一年で最も寒い時期であり、武道ではこのころ寒稽古が行われます。

大寒の日は1月20日ごろ‥過去には19日、20日、21日があった‥

いつと時期をいわれると、太陽黄経が300度のときで1月20日ごろという回答になります。期間としての意味もあり、1月20日~2月3日まで、つまり、この大寒の日から、次の節気の立春前日までとなります。ところで、なぜ、1月20日ごろなのでしょうか?

 地球の公転周期はおよそ365.2422日‥実は365日でないので‥

「1年=365日と思っている人も多いと思いますが、地球が太陽を回る運動=季節のめぐりこそが、真の1年です。1太陽年(地球が太陽を1周する時間)は暦の1年ではなく、およそ365.2422日=365日+6時間弱なのです」(国立天文台暦計算室)

なので、1年間に6時間程度多くなっている、よって、4年も経つと、4×6時間=24時間となって、1日程度余分になります。だから、4年に一度、この時間差を修正するために、うるう年が設定されているのです。1日増えた分を2月の最終日に追加することで(通常、28日までのところ、29日に設定する)修正するわけです。

「このため、立春点の通過時刻も変動します。つまり、1年ごとでは1太陽年365.2422日と1年365日の差(約6時間)ずつ遅くなる一方、うるう年には4年前より少し早くなる、というパターンです。

この流れによって、大寒が1月20日ごろになるのです。ちなみに、同じような理由で、春分の日も年よって違ってくるのです。

大寒の日、いつなのか100年先までの予定表

Wikiでは、グレゴリオ暦による17世紀から24世紀までの日本の大寒が表で示されています。ちなみに、2022年の大寒は1月20日。

365日からの超過分が毎年蓄積し、4年に一度閏年でリセットされる様子が分かります。

1801年から2052年までは1月20日、1月21日のいずれか。2017年からしばらく1月20日が続き、2053年からは1月19日が現れ(2020年、2053年が日の境界に近いため、不確かさが残る)、3104年からは1月22日が現れます。

※Wikiの表を一部抜粋

大寒の期間の七十二候

大寒の期間の七十二候は次のようになります。

初候
款冬華(ふきのはな さく) :蕗の薹(ふきのとう)が蕾を出す(日本)
鶏始乳(にわとり はじめて にゅうす) :鶏が卵を産み始める(中国)

次候
水沢腹堅(さわみず こおりつめる) :沢に氷が厚く張りつめる(日本)
鷙鳥厲疾(しちょう れいしつす) : 鷲・鷹などが空高く速く飛び始める(中国)

末候
鶏始乳(にわとり はじめて とやにつく) :鶏が卵を産み始める(日本)
水沢腹堅(すいたく あつく かたし) : 沢に氷が厚く張りつめる(中国)

大寒の候の読み方と意味(時期)

この文字そのものの読み方はそれほど難しくはないですね。
だいかん」と読みます。で、大寒の意味ですが、二十四節気の24番目、例年ですと1月20日ごろになります。冬至から約1月後という覚え方が簡単かもしれません。ちなみに、大寒には、期間としての意味もあり、1月20日~2月3日まで、つまり、1月20日(大寒)から、次の節気の立春前日(つまり、節分※)までの期間となります。

ちなみに、2021年は春の始まりである立春2月3日になり、その前日である節分が2月2日になりますが、節分が2月2日になるのは、なんと明治30年以来124年ぶりということです(2022年~2024年は2月3日、2025年に再び2月2日)。
節分とは、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指します。つまり、季節をわける区分点を節分と呼ぶわけで、1年には4つの節分があったのですが、日本では立春を1年のはじまりとして特別なものと考えたために、立春の前日のみを「節分」と呼ぶようになったようです。

二十四節気の中では、私たちに馴染みの深く、かつ重要な夏至・冬至の二至春分・秋分の二分は併せて二至二分(にしにぶん)と呼ばれ、これに四立(しりゅう)の立春・立夏・立秋・立冬を併せて八節(はっせつ)と呼びます。

まとめと関連情報


大寒の候の読み方と意味(時期)と挨拶の例文など
節分の日

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