水無月は何月‥意味や読み方、由来、異名‥
水無月は何月、読み方は‥
水無月は「みなづき」と読みます。日本では、旧暦6月を水無月(みなづき)と呼び、現在でも新暦6月の別名としても使用しています。グレゴリオ暦で年の第6の月に当たり、30日あります。
水無月の由来について
水無月(みなづき)は、文字通り、梅雨が明けて水が涸れてなくなる月であると解釈されることもありますが、これは俗説(語源俗解)で、他に、田植という大仕事を仕終えた月「皆仕尽(みなしつき)」であるとする説、などもあります。
6月(水無月)の異名
6月は水無月の他に、次のような別名(異名)もあります。
いすずくれづき(弥涼暮月)、えんよう(炎陽)、かぜまちづき(風待月)
けんびづき(建未月)、すいげつ(水月)、すずくれづき(涼暮月)
せみのはつき(蝉羽月)、たなしづき(田無月)、たんげつ(旦月)
とこなつづき(常夏月)、なるかみづき(鳴神月)、ばんげつ(晩月)
ふくげつ(伏月)、まつかぜづき(松風月)、ようひょう(陽氷)
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みな月のけしきとも見ぬ白帆哉 正岡子規
水無月の季語を使った、子規の一句です。
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みな月のけしきとも見ぬ白帆哉 正岡子規
水無月や萩も芒も風の草 正岡子規
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水無月や萩も芒も風の草 正岡子規
水無月の須磨の緑を御らんぜよ 正岡子規
水無月の須磨の緑を御らんぜよ 正岡子規
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和風月名(わふうげつめい)‥意味、由来
和風月名(わふうげつめい)とは、旧暦の季節や行事に合わせたもので、現在の季節感とは1~2ヶ月ほどのずれがあります(現在の暦でも使用されることがあります)。和風月名の由来については諸説あるようですが、代表的なものは以下となります(引用:国立国会図書館)。
旧暦の月 | 和風月名 | 由来と解説 |
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1月 | 睦月(むつき) | 正月に親類一同が集まる、睦び(親しくする)の月。 |
2月 | 如月(きさらぎ) | 衣更着(きさらぎ)とも言う。まだ寒さが残っていて、衣を重ね着する(更に着る)月。 |
3月 | 弥生(やよい) | 木草弥生い茂る(きくさいやおいしげる、草木が生い茂る)月。 |
4月 | 卯月(うづき) | 卯の花の月。 |
5月 | 皐月(さつき) | 早月(さつき)とも言う。早苗(さなえ)を植える月。 |
6月 | 水無月 (みなづき、みなつき) |
水の月(「無」は「の」を意味する)で、田に水を引く月の意と言われる。 |
7月 | 文月 (ふみづき、ふづき) |
稲の穂が実る月(穂含月:ほふみづき) |
8月 | 葉月 (はづき、はつき) |
木々の葉落ち月(はおちづき)。 |
9月 | 長月 (ながつき、ながづき) |
夜長月(よながづき)。 |
10月 | 神無月(かんなづき) | 神の月(「無」は「の」を意味する)の意味。全国の神々が出雲大社に集まり、各地の神々が留守になる月という説などもある。 |
11月 | 霜月(しもつき) | 霜の降る月。 |
12月 | 師走(しわす) | 師匠といえども趨走(すうそう、走り回る)する月。 |
まとめと関連情報
水無月について調べてみました。水無月は「みなづき」と読み、現在でも新暦6月の別名としても使用しています。文月のほかに、いすずくれづき(弥涼暮月)、えんよう(炎陽)などたくさんの別名もあります。
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