ちょうちょう(蝶々)歌詞ひらがな
おそらく誰もが知っている曲「ちょうちょう(蝶々)」は太平洋戦争終結後の1947年(昭和22年)に文部省が発行した『一ねんせいのおんがく』において野村が作詞した原曲を改作すると共に2番以下を廃止したものであるとか‥。
もともとは、欧米各国に伝わる童謡に、野村秋足(1819年 – 1902年)が独自に歌詞を付け、1881年に文部省が発行した『小学唱歌集』初編に「第十七 蝶々」の表題で掲載された。
ただし、この歌詞と似た詞の童謡や清元は江戸時代から全国各地で知られており野村も現在の愛知県岡崎市一帯で歌われていた童歌の詞を改作したらしい。
※清元(きよもと)とは、三味線音楽のひとつで、浄瑠璃の一種。主として歌舞伎や歌舞伎舞踊の伴奏音楽として用いられる。
なお、曲については伊沢が「原曲はスペイン民謡」として紹介したことから近年まで多くの文献に「作曲:スペイン民謡」と掲載されていたが、以下のように、実はドイツの古い童謡「Hänschen klein」(訳:「幼いハンス」)という曲が原曲である。
ちょうちょう(蝶々)歌詞
(1947年改作版)
ちょうちょう ちょうちょう 菜の葉にとまれ
菜の葉にあいたら 桜にとまれ
桜の花の 花から花へ
とまれよ遊べ 遊べよとまれ
この改作に関しては「栄ゆる御代に」はGHQが教育現場からの排除を主張していた皇室賛美と取られるフレーズであること、2番以下の廃止は表題の「ちょうちょう」と無関係な鳥や昆虫に関する描写を排除して曲の主題を明確にしたものと解されているらしい‥(以上、Wuikiより)。
ちょうちょう(蝶々)歌詞ひらがな
(1947年改作版)
ちょうちょう ちょうちょう なのはにとまれ
なのはにあいたら さくらにとまれ
さくらのはなの はなからはなへ
とまれよあそべ あそべよとまれ
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原曲はドイツの古い童謡「Hänschen klein」!?
このちょうちょう(蝶々)、実はドイツの古い童謡「Hänschen klein」(訳:「幼いハンス」)という曲が原曲らしい。
ドイツ東部・ドレスデンの教師だったフランツ・ヴィーデマン(1821年 – 1882年)が作詞したもので、その歌詞には、子供たちに別離・出発・悲しみからの回復を経験させるという教育上の目的があったようです。
1番で幼い「ハンスちゃん」(Hänschen)が旅に出て母親が見送り、2番で7年の放浪と遍歴の末に「ハンスちゃん」は日焼けした大人の「ハンス」(Hans)へと変わり、3番ですっかり大きくなったハンスが故郷に戻り、あまりの変わり様にだれにもハンスだと分かってもらえないが、再会した母親はすぐにハンスだと分かってくれた、という内容。
そのモチーフは、ヨハン・ネポムク・フォーゲル(Johann Nepomuk Vogl, 1802年 – 1866年)の書いた、旅する男がついに母親のもとへと帰ってくるという詩『Das Erkennen』と共通するところがある。
まとめと関連情報
おそらく誰もが知っている曲「ちょうちょう(蝶々)」について調べてみました。当初、「原曲はスペイン民謡」として紹介したことから近年まで多くの文献に「作曲:スペイン民謡」と掲載されていたが、実はドイツの古い童謡「Hänschen klein」(訳:「幼いハンス」)という曲が原曲だそうです。
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ちょうちょう(蝶々)歌詞ひらがな
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