里の秋(さとのあき)歌詞ひらがな‥静かな静かな

里の秋(さとのあき)歌詞ひらがな‥静かな静かな

『里の秋』(さとのあき)は、斎藤信夫作詞、海沼實作曲の童謡。童謡歌手の川田正子が歌い、1948年(昭和23年)、日本コロムビアよりSPレコードが発売された。小学校の音楽教科書に長年採用され、2007年(平成19年)、「日本の歌百選」に選ばれた。

2003年(平成15年)にNPO「日本童謡の会」が全国約5800人のアンケートに基づき発表した「好きな童謡」で第10位に選ばれた。

こちらのサイトより引用

 



1番ではふるさとの秋を母親と過ごす様子、2番では出征中の父親を夜空の下で思う様子、3番では父親の無事な復員(ここでの椰子の島、船という言葉から父親は南方軍麾下の部隊にいることが窺える)を願う母子の思いを表現している。

斎藤信夫(さいとう のぶお)

斎藤信夫(さいとう のぶお)は、1911年(明治44年)3月3日千葉県の南郷村(後:成東町、現:山武市)五木田に生まれ、小学校の教諭をしながら童謡の創作を続けた童謡作詞家である。終戦を境に神州不滅の皇国史観教育をしてきた自分を反省し、教職を辞めてしまうという気骨を持った人物であったが、童謡を通じ子供や動物を見る目は暖かかった。終戦直後に発表された童謡「里の秋」を作詞したことで知られ、生涯の詩作は1万余篇におよぶ。勲五等双光旭日章を受勲。

斎藤信夫(さいとう のぶお)代表作品

「里の秋」 作曲:海沼實
「蛙の笛」 作曲:海沼實
「ばあや訪ねて」 作曲:海沼實
「夢のお馬車」 作曲:海沼實
「おひなまつり」 作曲:海沼實
「にこにこえくぼ」  作曲:山口保治 アナログSPレコードに収録
「こどもの朝」 作曲:中田紳一郎
「カニサンオメメ」 作曲:中田喜直
「習志野市立袖ケ浦西小学校校歌」 作曲:平岡照章
「大浜幼稚園園歌」 作曲:足羽章

 

「里の秋」と「星月夜」

「星月夜」(ほしづきよ)は、斎藤信夫がまだ国民学校の教師をしていた1941年(昭和16年)12月に作られた。1番から4番までの歌詞で、後に童謡の雑誌に掲載された。太平洋戦争の始まりを報せる臨時ニュースに高揚感を覚え、その思いを書き上げたと言われている。

1、2番は「里の秋」と同じ歌詞だが、続く後半の3、4番は「父さんの活躍を祈ってます。将来ボクも国を護ります」という様な内容で締めくくられている。早速、童謡にしてもらうため海沼實に送ったものの、曲が付けられる事はなかった。

やがて終戦を迎え、海沼は放送局から番組に使う曲を依頼され、要望に合った歌詞を探して見つけたのが「星月夜」だった。そのままの歌詞では使えないと判断した海沼は、斎藤に東京まで出てくるように電報を打つ。戦争で戦う様に教えていた事に責任を感じた斎藤は、終戦後、教師を辞めていた。電報を受けた斎藤はすぐに海沼に会いに行き、「星月夜」の歌詞を書き変える作業を始めたがなかなか進まず、曲名が「里の秋」に変えられたのも放送当日だった。

まとめと関連情報

『里の秋』(さとのあき)は、斎藤信夫作詞、海沼實作曲の童謡。童謡歌手の川田正子が歌い、1948年(昭和23年)、日本コロムビアよりSPレコードが発売された。小学校の音楽教科書に長年採用され、2007年(平成19年)、「日本の歌百選」に選ばれた。

 


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